SS NEWS(令和6年1月)~年頭のご挨拶~
新年あけましておめでとうございます。
気候的には比較的穏やかな年末年始でしたが、新年明けたとたんに、能登半島沖の地震、航空機事故と悲惨な災害、事故が続きました。
辰年の今年、昇り龍のように株価が上がると言われていますが、平穏な一年になってほしいと願うばかりです。
昨年は、コロナがようやく収まり、経済も正常化しはじめましたが、海外の地政学的リスクの高まりによる急激な円安、資源高、生活必需品の値上がり等により、激動の一年でした。
政府は「2%の物価上昇とそれを上回る賃金上昇」を旗印に、金融緩和政策の出口を模索し始めています。中小企業経営は、資金調達はしばらく低金利で容易でしょうが、人手不足とそれに伴う人件費・その他経費アップと、難しい舵取りになりそうです。
昨年暮れに自民・公明の両党は、令和6年度税制改正大綱を公表しました。主な改正点は以下のとおりです。
・賃上げ促進税制については、中小企業向け措置について、一定の見直しを行い、控除限度超過額(その年度で控除できなかった額)は5年間の繰越しができることとした上で適用期限を3年延長しました。
・定額減税については、合計所得金額1,805万円超の者を対象外とし、給与・年金所得者は令和6年6月以降の支給分の源泉徴収税額から、不動産・事業所得者については令和7年3月確定申告の機会から減税します。
・事業承継税制(特例措置)は、特例承継計画の提出期限を2年間延長します。
・交際費等の範囲から除外される一定の飲食費の上限は、現行の5,000円から1万円に引き上げます。
今回は、昨年施行されたインボイス制度のような大きな改正点はなく、マイナーチェンジと言えそうです。
改正点の詳細については、弊社担当者に確認をお願いいたします。
なお、弊社創業者の小林が、2月の定時社員会をもって退任することとなりました。
サクセスサポートも15期目に入り、そろそろ変革の時期を迎えます。
社員・職員一同一丸となって邁進する所存ですので、本年もなにとぞよろしくお願いいたします。
税理士法人サクセスサポート 統括代表社員 酒井 宏暢
2024.1.9 サクセスサポートニュース(令和6年1月)
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