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サクセスサポートニュース平成29年8月 「銀行から融資を受ける時のキーワードは「事業性評価」」

2017年8月10日

★ 1.事業性評価とは?

 最近、金融機関は、融資に当たっては事業性評価によるよう金融庁から指導を受けております。
このため、今までと違って
「御社の強みは何でしょう?」
「事業を続けていくにあたっての課題は何だと思われますか?」
「御社のモノとお金の動きは…」
などといった、事業に関するご質問を受けるかもしれません。
金融機関はこれらの質問を通して「事業性評価」を行おうとしているのです。

 「事業性評価」とは、決算書や保証・担保だけで判断するのではなく、事業内容・成長可能性等を評価して融資を行うことをいいます。
 従来の金融機関は、借入の申込を受けた時には、決算書や保証・担保をもとに判断することが一般的でした。貸したお金が返済してもらえないと困るためです。
 ところが、そうした手法による融資では、成長力はあるものの、決算書の内容が良くない企業の場合、事業に必要な資金が調達できないことがありました。
 そのような、潜在的な成長力がある企業が資金的な制約のために実力を発揮できないとなると、雇用や地域経済、ひいては日本経済にとってもマイナスです。
 そうしたことから、金融庁は「金融機関は、財務データや担保・保証に必要以上に依存することなく、借り手企業の事業の内容や成長可能性などを適切に評価し(「事業性評価」)、融資や助言を行い、企業や産業の成長を支援していくことが求められる。」という方針を打ち出しました。
 金融庁の金融機関に対する指導方針が、従来の「できるだけ安全性(格付け)の高い企業に融資しなさい」から「将来性のある会社に対し、その将来性を評価した上で積極的に融資しなさい(事業性評価)」に大きく変化しました。
 さらに、金融庁が金融機関に対し、事業性評価融資の件数・融資額等を数値目標化させた上で達成度合いを査定することとし、また、それらの件数・融資額等を公表することを義務付けたことにより、各金融機関は事業性評価融資に積極的に取り組む必要が出てきました。


★ 2.事業性評価融資を受けるには
 
 では、この事業性評価融資を受けるためにはどうすればよいか? ですが、金融機関に自社の強みや今後の事業展開の計画について、十分に知ってもらうことが必要です。金融機関が事業性評価を行うには以下のような情報が必要です。そして、情報提供には、以下の項目を記載した「事業計画書」を作成し、金融機関に対し提出・説明することが有益です。

(1)経営理念・経営ビジョン
 経営理念・ビジョンを明確に打ち出すことが出来ている経営者は軸がしっかりしているため、経営がぶれません。それが成長につながっているケースが多いため、金融機関は、融資先の経営理念について、注視しております。

(2)企業概要・沿革・実績
 企業概要について金融機関が収集する情報は、「所在地」「代表者・後継者の経歴等」「創業年」「設立年月日」「事業内容(業種・取扱商品と売上構成・設備保有状況など)」「主要販売先」「主要仕入先」「株主構成と比率」「従業員数(組織図があると望ましい)」「店舗数」「会社の沿革」などです。一覧表にして会社パンフレット・商品カタログなどと一緒に金融機関の担当者に渡してあげると喜ばれます。

(3)収益構造、自社の強みや課題、外部環境分析など
 融資先企業の将来性がどこにあるのかについて情報収集と分析を行うことが金融機関担当者に求められているのですが、「言うは易し、行うは難し」です。
 収益構造(儲けの仕組み)、自社の強みや課題、外部環境分析(市場・顧客のニーズ、競合の状況など)の情報を金融機関に開示することで、事業性評価融資を受けるチャンスが増え、金融機関が貸しやすい企業になることができます。

(4)業務フロー
 業務フローとは「業務の流れを表した図表など」のことです。金融機関担当者が説得力のある稟議書を書くには、融資先企業の業務フローの理解が不可欠です。業務フローを図にしたものを渡してあげれば、担当者の貴社の理解は格段に高まります。

(5)今後の方針
 今までは「債務超過」「2期連続赤字」の場合は融資してもらえる可能性が低かったのですが、「将来性を評価して融資する」方針へ転換しているので、将来性をアピールすることができれば、融資の可能性があります。具体的には、「経営方針」「具体的な行動計画等」「数値計画(損益計画・投資計画・資金計画等)」を作成・提出して将来性をアピールしましょう。

 事業性評価の「入口」として「ローカルベンチマーク(通称「ロカベン」)」という仕組みを国(経済産業省)が策定しました。具体的には、ある「シート」に、「財務情報」(6つの指標)と「非財務情報」(4つの視点)に関する各データを入力することで企業の経営状態を把握します。(この「シート」の詳細は紙幅の都合で割愛させていただきます。)金融機関が融資先である中小企業に対し「ロカベン」でスコアを算定し、これを基に中小企業と「対話」を行おうという趣旨です。その対話により融資等の可能性を探ります。
 また、この「ロカベン」は経営力向上計画の申請に組み込まれているため、金融機関のみならず、国に対する申請や補助金にも影響してきます。
さらに、クラウド会計ソフトに「ロカベン」が組み込まれたりと広がりを見せています。
 「ロカベン」による自社のスコア算定にご関心のある方は、担当者にご一報ください。

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