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SSレター(No.18) 長期デフレ下の経営術を考える

2012年02月01日

サクセスサポートレター(No.18)
               長期デフレ下の経営術を考える

                                      平成24年2月1日
                                      税理士法人サクセスサポート
                                      代表社員  小 林 晟 祐


 昨年は相続税の節税を連載しましたので、今年は法人税の節税をテーマにしようと思っていましたが、昨今の厳しい経営環境を考えると、皆様は節税策よりも経営術の方にご関心があるのではないかと思います。
 企業経営の問題は、実際に会社の経営に日夜ご苦労されている皆様の方が私よりもお詳しいと思いますが、会計の専門家として永年中小企業の皆様の経営にかかわってきて得た経験や知識等を基に、黒字経営に必要ではないかと日頃考えているところを述べてみたいと思います。
 経営方針の決定は、以下のように企業を取り巻く環境と企業の現況との総合的な判断によるべきであって、各企業によって異なるのは当然です。ご参考にならない部分は飛ばして頂いて、ご参考になりそうなところだけ一部でもお役に立てれば幸いです。


1 企業を取り巻く環境を理解しましょう。

 すべての企業は、日本経済や地域経済の中の一員として、また当該業種の中の一員として活動しているわけですから、企業経営は、それらの現況がどのような状況にあるかによって少なからぬ影響を受けています。それら企業を取り巻く種々の状況を外部企業環境といいますが、企業経営を適切に行い継続的に黒字経営を実現するためには、この外部企業環境(以下単に「企業環境」といいます。)を理解しておく必要があります。
 昨今は情報が多すぎて、企業環境をどう理解すれば良いかなかなか難しいものです。私なりに理解しているところを総合すると、概略、次のように理解しています。

@世界経済は、リーマンショックの後始末で米国はじめ先進国は財政負担の余裕がなく、欧州危機の対処も各国の緊縮財政を前提にしたもので、長期の不況になると考えています。

A日本経済は、超円高、高い法人税率、人件費高、厳しい労働環境、電力不足と電力費高、資源高、原発事故等リスクによる産業の空洞化(製造業の海外移転等)が進み、輸出の減少・貿易収支が悪化し、加えて消費税の増税の予定と財政再建を考えると、財政面からの景気刺激は考えられない。したがって、日本経済も長期の不況になると考えます。

B長期不況と超低金利に超円高が重なり、デフレ経済(需要の減少と物価の下落)下にあり、基本的に長期間デフレ経済が続くと考えざるを得ません。残念ながら失業率も高い状態が続くと思われます。(ただし、万一、日本経済に対する世界的な信任に大きな変化が生じたときは、急激な円安を招いて超インフレへ転じる可能性もあると言われています。)

C加えて、販売の大型化・IT化等によって流通業界が変化し、流通経路・販売方法が著しく変化しています。生産者、流通業者・消費者にわたる流通の合理化の傾向は、ITの進歩・経済のグローバル化と共に、更に進行すると思われます。

D平均寿命の上昇による老齢人口の増加・団塊の世代の大量退職による年金生活者の激増、出生率低下等による人口減少等によって需要の状況が、各業界毎に、量的にも質的にも大幅に変化してきており、このような変化は、将来にわたって増幅する可能性があります。

(次回は、経営方針を検討する場合の、もう一つの基本的な要因である「企業の現況の把握方法」を述べて、更に、これら二つの要因を総合して「長期デフレ下の経営術」について述べたいと考えています。)
以上

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